ホワイトニング

安心な選べる多数のホワイトニング治療

種別 オフィスホワイトニング ホームホワイトニング デュアルホワイトニング
施行場所 歯科医院 自宅 歯科医院+自宅
方法 歯科医師又は歯科衛生士によりホワイトニングを試行。時間は30分間。 1人1人にあったカスタムマウスピースを制作し、専用の薬剤を2週間分お渡し。 オフィスホワイトニング(1回目)→ホームホワイトニング(2週間)→オフィスホワイトニング(2回目)
期間 ┌1回法
└2回法(1~2週間の間隔)
1日2時間を2週間(欧米ではオーバーナイト睡眠中に行う) オフィスホワイトニングとホームホワイトニングに準じる
効果の持続 即効性を求める方向け。急激に色を変えるため、ホームホワイトニングより効果の持続はやや劣る。 緩やかに色を変えるため、効果の持続を重視される方向け。 歯の白さに即効性を求めつつ、持続的な美しさを保つ最も理想的な方法。
副作用 処置後、知覚過敏の症状、歯肉灼熱感が出現することがあるが、大部分は一時的なもので通常数日で治癒。 処置後、知覚過敏の症状が出現することがあるが、大部分は一時的なもので通常数日で治癒。 処置後、知覚過敏の症状、歯肉灼熱感が出現することがあるが、大部分は一時的なもので通常数日で治癒。

激安ホワイトニングの裏事情を知っていますか?

インターネット等で「ホワイトニング」と検索すると導入している歯科医院の数は年々増加傾向にあり、これはインプラントも同様です。

これだけ爆発的に全国に普及した一番の理由は、安価な某アジア諸国をはじめとする厚生労働省無認可のホワイトニング装置やホワイトニング薬剤(ジェル)が日本中に流通したからです。

残念ながら、導入している歯科医院の中には製造国の確認をせずに患者様に提供しているケースもあるようです。

全国的に見受けられる激安ホワイトニングにはそのような裏事情があるわけですが、当院のスタンスはその対極にあります。

人間の口の中に使う装置・薬剤だからこそ、不確実な情報に惑わされず、確かな情報源を元に判断して頂きたいのです。

人間の歯の形態、色調、構造は人種によってかなり異なるため日本人の歯の構造に適したものを選択して使用しなければ、望ましい結果が得られないばかりか思わぬ副作用を招く恐れがあります。

当院で導入しているホワイトニング治療は、ホワイトニング先進国であるアメリカの最新の技術を元に、日本の厚生労働省認可の安全な装置・薬剤のみを厳選して使用しております。

当院で導入しているホワイトニング装置

ホワイトニング加熱装置

ホワイトニングは過酸化水素という薬液を使って歯を白くするのですが、オフィスホワイトニングではそれを活性化させる「光」を利用します。過酸化水素は「光」によって効果的に働きます。つまり、光をあてることによって、短時間でホワイトニングすることが出来ます。同じ薬剤を同じ時間使用しても光を当てないのと当てるのではその効果は3倍違ってくるといわれています。

ところが光であれば何でもよいというわけではありません。光は同時に強い発熱があり、この熱が歯を痛めますので、安全な光を選ぶ必要があります。光には様々な種類がありますが、光によっての効果やリスクも異なります。当院では症例に応じてハロゲンとLEDを併用しております。

光の種類 光の特長
ハロゲン 効果は高い。発熱あり。当院は特許取得済みの特殊フィルターにより発熱抑制。
メタルハライド
(紫外線)
効果高いが、非常に高熱で皮膚にあたる火傷やメラニンのリスクあり。
LED 若干の発熱あり。光量はやや劣るため効果は薄い。
キセノン
(プラズマ)
強い発熱あり。機械が高いので治療費が高いことが多い。

当院で導入しているオフィスホワイトニング薬剤

TiON In Office

様々なホワイトニング薬剤が流通しておりますが、オフィスホワイトニング用の漂白剤では、日本製のTiON In Office(ティオン オフィス)・アメリカ製のBeyond Whitening(ビヨンド ホワイトニング)をお薦め致します。オフィスホワイトニングはその日のうちにホワイトニング効果が求められるため、高い過酸化水素濃度のホワイトニング材を用いる必要がありますが、濃度が高くなればなるほど知覚過敏など有害事象発生のリスクも高まります。TiON In Officeは新技術「可視光応答型光触媒V-CAT(TiO2-xNx)」の応用により、比較的低い過酸化水素濃度での高いホワイトニング効果と低刺激性を両立させた新しいオフィスホワイトニング材です(成分:35%過酸化水素水・アエロジル・金属塩・指示薬・親水ワセリン・その他)。

尚、ホワイトニング薬剤は厚生労働省認可により変更する場合があります、御了承下さい。

オフィスホワイトニング薬剤 1 オフィスホワイトニング薬剤 2 オフィスホワイトニング薬剤 3

当院で導入しているホームホワイトニング薬剤

TiON Take Home

様々なホワイトニング薬剤が流通しておりますが、ホームホワイトニング用の漂白剤では、日本製のTiON Take Home(ティオン ホーム)をお薦め致します。ホームホワイトニングは医師の指導のもと患者さん自身がご自宅などで行うため、高い安全性が求められます。比較的低濃度の過酸化尿素(10%)が含まれた材料を使用し、効果が現れるまで長期間継続する必要があります。TiON Take Homeは、ジェルの性状やトレーの素材を工夫し快適にご使用いただけるホームホワイトニング材です(成分:10%過酸化水素水・ビニルポリマー・ポリエチレングリコール・グリセリン・PH調整剤・その他)。

尚、ホワイトニング薬剤は厚生労働省認可により変更する場合があります、御了承下さい。

ホームホワイトニング薬剤 1 ホームホワイトニング薬剤 2 ホームホワイトニング薬剤 3

着色の原因

歯の着色はいくつかの原因が考えられますが、一番の原因は日常の飲食にあります。赤ワイン・コーヒー・紅茶・カレー・焼きそば等色の濃い物が着色になります。その他、喫煙・加齢や異伝等による着色が考えられます。

歯が白くなるメカニズム

歯の表面のエナメル質に付着した着色物質を過酸化水素によって取り除きます。歯自体を削ったり、溶かしているのではなく、着色物質のみ分解して除去していきます。これは過酸化水素が酸化する際に酸素が発生し、着色物質と結合・分解させるためです。そのため歯を本来の白さにします。

ホワイトニングの注意

  1. 期間や症状は歯の形態や色調によって個人差があり、必ずしもその効果を保証するものではありません。
  2. 詰め物はホワイトニングを行っても色調は変わりません。
  3. 妊娠中、授乳中、無カタラーゼ症、口腔内にトラブルがある人はホワイトニング出来ません。

ホワイトニングのアフターケア

綺麗な歯を保つために
ホワイトニング後24時間控えて頂くもの ホワイトニング後24時間以内に口にしても良いもの
  1. 喫煙(禁煙して下さい)
  2. 色の濃いもの
    コーヒー、紅茶、日本茶、コーラ、赤ワイン、ジュース類、焼きそば、カレーライス、焼肉、焼き鳥、味噌、醤油ラーメン、チョコレート、大福、味噌汁、トマトなどの色の濃い野菜、ぶどうやイチゴ等の濃い果物、醤油、辛子、わさび、口紅、色つきの歯磨き粉、うがい薬、etc.
  3. 酸性のもの
    レモン、マヨネーズ等
  1. 色の薄いもの、白いもの
    水、牛乳、白ワイン、色の薄いビール、米、お粥、パン、とんこつ・塩・バターラーメン、鶏肉、白身魚(醤油なし)、貝柱、えび、しらす、大根、里芋、フライドポテト、ポテトチップス(塩味)、チーズ、ヨーグルト、ホワイトソース、ナッツ類、お吸い物、白味噌汁、etc.

インターナルブリーチ(ウォーキングブリーチ)

ウォーキングブリーチとは神経を除いた歯(失活歯)に適応出来る漂白方法で、歯の中に漂白剤(30%過酸化水素水と過ホウ酸ナトリウムの混合物)を入れて、歯の中から象牙質の着色を落とし、白くする方法です。歯の根の治療がしっかり施されていることが前提となりますので、根の治療が必要な場合には、まずその治療を完成させてから行います。

ただし、ウォーキングブリーチは薬剤を歯の中に1週間入れたままにしておくため、ガスが発生して内圧が高まり、歯の表面に亀裂が入ったり歯が割れたりする医療事故が報告されたため、2006年の保険改正の際に保険適用の治療から外されました。

現在、インターナルブリーチといってオフィスホワイトニングの治療法を応用した手法が主流となっており、帰宅時には漂白剤を完全に取り除くので安全に白い歯を取り戻すことが出来るようになりました。

変色状態がFeinmanらの分類でF1及びF2で、黄色の変色歯が最も良い効果を示し、続いて褐色やオレンジ色が良い効果を示します。Feinmanらの分類でF3及びF4の灰色やテトラサイクリンによる縞模様や歯頚部が濃い変色歯は漂白が困難であり、処置を重ねても効果を示さないことがあります。しかし、特定は出来ませんが、F3及びF4であっても変色状態により漂白効果を充分に示すこともあります。

変色度合(Feinmanらの分類)

  • F1(第1度):淡い黄色、褐色、灰色で歯冠全体が一様に着色されていて、縞模様が見られないもの。
  • F2(第2度):第1度よりも濃く歯冠全体が一様に着色されていて、縞模様が見られないもの。
  • F3(第3度):濃い灰色、青味がかった灰色で縞模様を伴うもの。
  • F4(第4度):着色が強く、縞模様の著明なもの。

ガムホワイトニング・ガムブリーチング・ガムピーリング(歯肉漂白)

ガムホワイトニング・ガムブリーチング・ガムピーリング(歯肉漂白)とは、変色した歯肉の色を元に戻す治療法です。歯肉の変色は以下の原因が挙げられます。

  1. メラニンの色素沈着。
  2. 銀歯が錆びて溶け出した金属イオンによる色素沈着(メタルタトゥー)。
  3. 歯根の色の透過性。

ガムホワイトニング・ガムブリーチング・ガムピーリング(歯肉漂白)は特に、1の「メラニンの色素沈着」に対して有効です。メラニン色素が沈着する原因は、喫煙(能動喫煙)や歯周病によるものが大半ですが、最近は副流煙(受動喫煙)の影響を受けやすいお子様の歯肉の変色についての御相談が増えてきました。

これらの場合には、フェノールという薬剤やレーザー照射によるガムホワイトニング・ガムブリーチング・ガムピーリング(歯肉漂白)を行ない、メラニン色素を除去することが可能です。

治療時間はフェノール法では約10分、レーザー法では約30分ですが、着色の強い方は1~2週間後に再度行う場合があります(2回法)。治療後2~3日はヒリヒリすることがありますが、1週間後には元の綺麗で美しい歯肉を取り戻すことが出来ます。尚、フェノール法では表面麻酔を、レーザー法では浸潤麻酔を術前に行い、無痛治療を心掛けております。

2の「銀歯が錆びて溶け出した金属イオンによる色素沈着(メタルタトゥー)」や、3の「歯根の色の透過性」が原因の場合は、銀歯の詰め物・差し歯・被せ物等の経年変化による不適合で歯肉の炎症が起きて変色しているため、ガムホワイトニング・ガムブリーチング・ガムピーリング(歯肉漂白)だけでは改善が難しく、虫歯治療が必要な場合もあります。