インプラントの最大の特徴は、歯が抜けた後に顎の骨の中にそれを埋めることによって抜けた歯の代わりになり、そして新しい歯となって以前のように使えることです。そして今残っている隣の歯を支えにしたり、削ったりする必要がありません。歯の全くない人でも、まだ少し残っている人でも治療可能です。顎の骨が完全に発育が終わった年齢(16~18歳)から治療出来ます。欠点は保険治療では行えないことです。当院ではまず虫歯・歯周病検査とお口全体のレントゲン撮影検査を保険治療で行い、必要な患者様には高画質な最小80µmのボクセルサイズと骨密度のわかる情報量が多い最新の院内完備3Dパノラマレントゲン(歯科用X線CT装置)にて、3D診断による「安心」を提供します。CT(コンピュータ断層撮影) 検査の情報は当院が導入している解析ソフトSimPlantを使用してあらゆるケースに対応することが可能です。

SimPlantの画面

コンピュータによる3DシミュレーションSimPlantとは、より正確なインプラント治療計画を強力に支援するシステムのことです。インプラント治療を適切に行うためには、顎の骨を詳しく調べることが重要です。そこでCT(コンピュータ断層撮影)検査を行うことによって顎の骨の断面画像を撮影し、歯科医院ではその画像を見ながら治療計画を立てます。より安全な無理のない治療を受けることの出来る最新の方法です。

当院は親知らずの抜歯やインプラント治療等、現在の口腔外科手術において無くてはならない超音波ボーンサージェリーシステム(ピエゾサージェリー)をいち早く導入しております。最先端超音波技術によってコントロールされたハイパワーと、多様な術式に対応する豊富なチップラインナップの相乗効果により、スピーディーで正確な施術を実現します。

また、当院は九州大学病院歯科麻酔科と医療連携を結んでおり、歯科恐怖症の方には静脈内鎮静法を導入しております。静脈内鎮静法により、歯科治療時の不安や恐怖感による極度の緊張状態から解放され、安心・安全で快適な歯科治療を受けることが出来ます。

歯を失った場合の治療法

治療法 長所 短所 治療費
入れ歯
(義歯)
  • 一般的な治療法で比較的簡単に治療が受けられます。
  • 咬み心地や硬い物が食べられない場合があります。
  • 入れ歯に違和感があります。
  • 入れ歯の手入れが毎日必要です。
  • 自分の歯を犠牲にします。
  • 保険治療で制作出来る入れ歯もあります。
  • 見た目にも良く使い心地の良いノンクラスプデンチャー・金属床義歯もあります。
ブリッジ
  • 固定式の方法で、使用感は良いです。
  • 治療費をかければ見た目も仕上がりも良くなります。
  • ブリッジを固定するためその前後の歯を削る必要があります。
  • 歯の抜けた部分の骨が次第に痩せていきます。
  • 発音に問題が出る場合があります(構音障害)。
  • 土台の歯が1本でも虫歯や歯周病に罹患すると、装着したブリッジを全て破壊し撤去する必要があります。
  • 保険治療で制作出来るブリッジもあります。
  • 見た目にも良く使い心地の良いメタルボンドセラミックブリッジやジルコニアセラミックブリッジもあります。
インプラント(人工歯根)
  • 自分の歯のように咬むことが出来ます。
  • 周りの歯を傷つけません。
  • 残りの歯で顎の骨を保護します。
  • 歯を抜くのと同じ程度の手術が必要です。
  • 全身疾患等で出来ない場合があります。
  • 先進医療のため保険外治療です。
  • 治療本数・部位等によって治療費が異なります。

1. 歯を一本失った場合

失った部分にインプラントを1本埋入します。従来は健全な両側の歯を削ってブリッジを用いて治療していましたが、インプラントを用いることで健全な歯を傷つけることなく治療出来ます。

従来の治療法
隣接した歯を支台にしたブリッジ
隣接した歯を支台にしたブリッジ

隣接の健康な歯を削って支台として、欠損した歯を再現したブリッジを被せる方法です。

インプラントによる治療
可撤性部分床義歯(パーシャルデンチャー)・取り外し式の部分入れ歯

取り外し式の部分入れ歯は、それを支える顎の骨や天然歯に悪影響を及ぼす可能性が指摘されています。

インプラントによる治療
インプラントが支持する歯冠
インプラントが支持する歯冠(人工歯)

インプラント治療は、歯が欠損した部分のみの処置で済み、隣接する天然歯と機能的にも審美的にも判別がつかないほどです。

治療前と治療後の状態
インプラントを行う前 インプラントを装着後
インプラントを行う前

前歯が欠損し、大きな隙間が存在するために笑顔に自信が持てませんでした。

インプラントを装着後

天然歯と区別がつかないほど自然な状態に戻りました。

2. 失った歯が何本もある場合

従来は部分入れ歯を用いて治療を行っていましたが、インプラントを何本か用いて治療を行います。入れ歯を固定するための金属のバネによる違和感はもちろんありません。

従来の治療法
可撤性部分床義歯
可撤性部分床義歯(パーシャルデンチャー)・取り外し式の部分入れ歯

取り外し式の部分入れ歯は、それを支える顎の骨や天然歯に悪影響を及ぼす可能性が指摘されています。

インプラントによる治療
インプラントが支持する人工歯
インプラントが支持する人工歯(クラウン)

インプラント治療は、歯が欠損した部分のみの処置で済み、より自然な人工歯により機能性と審美性が回復出来ます。

治療前と治療後の状態
インプラントを行う前 インプラントを装着後
インプラントを行う前

複数の歯が欠損することで、正常な歯列の機能を妨げ、フェイスラインにも悪影響を与えるおそれがあります。

インプラントを装着後

正常な機能と正しいフェイスラインを取り戻します。

3. 総入れ歯の場合

従来の入れ歯ではなくインプラントを用いて治療します。この方法なら食物が入れ歯と口腔粘膜の間に挟まったり、入れ歯が合わなくなることはありません。

従来の治療法
取り外し式の総入れ歯
取り外し式の総入れ歯(フルデンチャー)

入れ歯安定剤が必需品ともいえる取り外し式の総入れ歯は、特有の不具合がまだ未解決のままです。

インプラントによる治療
インプラント支持の取り外し式総入れ歯
インプラント支持の取り外し式総入れ歯(義歯)

インプラント支持の取り外し式総入れ歯は、装着した状態で、顎の骨と固定させるため、従来の治療法と比べ義歯の安定度が違います。

インプラント支持の固定式義歯
インプラント支持の固定式義歯(ブリッジ)

固定されたインプラントが支持する義歯(ブリッジ)は、顎と常に固定された状態なので、安定した咀嚼能力と快適な生活を可能にします。

治療前と治療後の状態
インプラントを行う前 インプラントを装着後
インプラントを行う前

全ての歯を喪失することで顎の骨も衰退します。

インプラントを装着後

機能性や審美性の高い安定した歯列を取り戻します。

歯を抜けたままにしておくと

挺出と傾斜 挺出と補綴間隙

残った歯に負担がかかる

健全な歯の状態

人間の歯は親知らずを除くと28本あり、1本1本にそれぞれ役割があります。そのうち1本でもないままにしていることは、車でいえば3つの車輪で走っているようなものです。サッカーで言えば11人でやるべき試合を10人でやるようなものです。歯を抜いたままでは、たとえ不自由なく食事が出来たとしても、当然残った歯に負担がかかり、それが続くと弱っていきます。サッカーで11人の敵に10人で戦えば90分はもつかもしれません。でも1年も2年も続けられるでしょうか?また9人ならどうでしょうか?残った選手はだんだん疲れ弱っていくでしょう。

歯のないところに、歯を入れることは、残った歯を守るために必要なことなのです。

咬み合わせの崩壊へ

歯が抜けると 上の歯が下がり 左右の歯が倒れてくる

歯は、上下の歯が咬み合うことで一定の位置を保ちます。
例えば、下の歯が抜いたままにしておくと上の歯はどんどん下へ下がってきます。そして横の歯は歯の無い所へ倒れていきます。これらの狂いは部分的でなく、少しずつ全体の歯列や咬み合わせに影響を与え、その人本来の本当の咬み合わせが変わってしまいます。

この狂いは徐々に少しずつおこるので本人は全く気づかない事が多く、何年も経った頃には、咬む力に衰えが起こり、衰えは本人全体の活力の衰えになっていきます。

歯列のくるった歯の悪影響

例えば、上の歯がないままだと、下の歯がどんどん上がっていき、ついには下の歯が上の歯の粘膜に当たっていきます。通常、粘膜に当たってもあまり痛くありません。食べたり喋ったりする時に口を開けたり、閉めたりします。すると伸びてきた下の歯は上の粘膜を軽く叩くのです。粘膜は毎日何回も叩かれ慢性的な刺激を受け続けます。

すると粘膜は癌化しやすくなります。必ず癌になるというものではありませんが、この様なことは本人が何ひとつ感じずに起こる事なのです。確率は低いことでも、その可能性を残すことはおすすめする事ではありません。

脳への影響

人間は咬めないまま生活を送ると、脳の海馬が萎縮して記憶力がなくなっていくことがわかっています。歯がなくなると、記憶をつかさどる脳の海馬の細胞が死んでいき、そして物忘れなどの症状(認知症)が進むのです。マウスでも奥歯を入れると脳の活性が戻り、脳細胞も増えていくということがわかっています。一部歯がなくても食事が出来るという事に満足せず、歯がないところに歯を入れるという事は重要なことなのです。

あなたは自分の口の中のインプラントメーカーを知っていますか?

過去にインプラント治療を受けられた患者様の中で自分に使用されたインプラントメーカーを知っている方は5%以下ともいわれています。

ちなみに当院にセカンド・オピニオンとして受診された患者様の中でメーカーを知っている方は0%でした。

1. 激安インプラントは、二流三流メーカーのインプラント!?

ここ数年、日本の厚生労働省無認可の激安インプラントについて多くの患者様よりお問い合せ頂きます。しかし、歴史と実績を生じるインプラントの一流メーカーを使用すれば、海外に支払う(もちろんアジア圏ではありません)材料費用と名のある技工士に支払う技工費用が必ず20万円近くかかってしまうのです。

治療剤1 治療剤2

さらに当院では、患者様の安全を第一に考えインプラント治療で仕様する機械には全て滅菌済みのもので、材料は1回限りの使い捨ての物を利用しています。

確かにアジア圏の安い材料を使用し、アジア圏の安い技工会社に発注すれば10万円でもインプラント治療は行えるでしょう。しかしインプラント材料にしても、セラミック歯などの歯材技工物にしても、人間の口の中に入れるものです。患者様への費用負担は減らせるといっても、安全性が保証されていない材料はやはり使用出来ないので、当院では10万円のインプラントメーカーの導入は見送らせて頂いております。当院はクオリティーの高い治療を維持していくため、この件に対する患者様の御理解をお願いしています。

2. インプラントメーカーの倒産、撤退

90年代に一世を風靡した歯科医療メーカーが最近になって倒産やインプラント事業撤退等の憂き目に遭っております。

車や電化製品ならいざ知らず、使用しているインプラントメーカーが撤退してしまうと、材料の取り寄せも不可能、その結果すでに治療済みの患者様の修理やメンテナンスにも支障をきたすケースが増えているようです。

当院に受診された患者様の中には、他院にてインプラント治療を受けたものの、不況の煽りで病院が倒産してしまい、インプラントメーカーも既に存在せず、修理するにも材料を取り寄せることが出来ないという大変不幸な方もいらっしゃいました。

インプラント治療にあたって、使用するインプラントメーカーをよく確認されてから治療に臨まれることをお薦めします。当院で使用している、

  • ITIストローマンインプラント(スイス製)
  • CALCITEKスプラインインプラント(アメリカ製)

は、いずれも長い歴史と実績あるインプラントメーカーです。信頼と実績のあるインプラントは高値ですが、それだけ安心があると考えております。

3. メーカーによるインプラント失敗率

使用するインプラントメーカーにより成功率はかなり違ってくるという話をよく歯科業界や歯科医師等から耳にします。具体的なメーカー名を列挙することはこの場では避けますが、一時期国産をはじめアジア圏の激安インプラントは骨とインプラントが結合せず、失敗報告が立て続けに寄せられたという話が社会問題になりました。

以上の見解から当院では使用しているインプラントメーカーに関しても治療前によく調べられることをお薦めしております。

安心な選べる多数のインプラントメーカー

こうぞの歯科医院では患者様の骨の状態や治療内容・御予算に応じて選べるインプラント治療を行っております。

1. ITIストローマンインプラント(スイス製・非HAインプラント)

ITIストローマンインプラント

世界の2大インプラントメーカーの1つでインプラント治療の開発にも携わる歴史と実績ある最高峰のインプラントメーカーの製品です。

1974年の開発以来、全40ヶ国以上で使用され、各専門分野のエキスパートにより構成された営利を目的としない国際的な研究チームITIと骨整形外科分野で40年余りの実績を持つストローマン研究所の共同開発です。現在インプラント治療にかける費用は世界一です。

治療方法は1回法といって1日の手術で終わります。

骨量が充分で、骨量を増やさずにインプラント治療を行うことの出来る患者様、インプラント埋入と同時に人工歯を装着するスピードインプラント治療を御希望される患者様はITI(International Team for Oral Implantology)ストローマンインプラントをお選びになっております。

又、手術が1日で済むため、インプラント治療に恐怖心をお持ちの患者様、予算の関係からインプラントの本数を少なくしたい患者様にとっても、All-on-4・All-on-6等の治療法が確立されておりお薦めです。

以下のような治療に適しております。

  1. 骨量が充分にあり、骨量を増やす必要のないインプラント治療
  2. 骨量が少なく、骨量を多少増やす必要があるインプラント治療
  3. インプラント治療を受けたいが、予算の関係からインプラント本数の片顎4~6本に抑えて行うインプラント治療
  4. 手術日のうちにインプラント埋入手術だけでなく人工歯を装着し、審美的、機能的回復を行う即日インプラント治療

日本の厚生労働省認可の安心・安全なインプラントです。

2. CALCITEKスプラインインプラント(アメリカ製・HAインプラント)

CALCITEKスプラインインプラント

HA(ハイドロキシアパタイトコーティング)インプラントの中では国内最大のシェアを占める有名で高価なインプラントです。HA(ハイドロキシアパタイトコーティング)インプラントは骨と結合しやすいだけでなく、骨を誘導してくれるという利点があります。

治療方法は2回法といって、2回の手術が必要となりますが、1回法と比べ感染リスクを軽減出来る安全な治療法です。

スピードより確実性を求める患者様や骨量が少ない患者様はこちらのCALCITEKスプラインインプラントをお選びになっております

又、外科的侵襲を最小限に抑えるため、抜歯と同時にインプラント埋入手術を行うことも可能なインプラントです。

以下のような治療に適しております。

  1. 骨量が充分にあり、骨量を増やす必要のないインプラント治療
  2. 骨量が少なく、骨量を多少増やす必要があるインプラント治療
  3. 骨量が少なく、骨量を大きく増やす必要があるインプラント治療
  4. 抜歯と同時にインプラントを埋入する抜歯即日インプラント治療

日本の厚生労働省認可の安心・安全なインプラントです。

3. AQBインプラント(日本製・HAインプラント)

AQBインプラント

1ピースタイプ・1ピースTタイプ・2ピースタイプがあり、いずれもHA(ハイドロキシアパタイト)がコーティングされたチタン製インプラントです。基材には機械的強度に優れ、生体に対して安全で安心な材料として評価されている純チタンを用いています。又、[HACa10(PO4)6(OH)2]は新生骨の形成促進、骨との直接結合等、生体組織と極めて親和性の高い材料であることが明らかにされています。

1975年の開発以来、AQB(Advanced Quick Bonding)インプラントはこの両材料の優れた性質を組み合わせた、安全性・安定性・有効性等に優れたインプラントです(1994年発売開始)。

治療方法は1ピースタイプでは1回法、2ピースタイプではヒーリングキャップとヒーリングアバットメントの使い分けで1回法と2回法の両術式に対応可能です。

又、外科的侵襲を最小限に抑えるため、抜歯と同時にインプラント埋入手術を行うことも可能なインプラントです。

以下のような治療に適しております。

1ピースタイプ
  • 1ピース(スパイラルシリンダータイプ)・1回法のシンプルなインプラントであるため、手術は1回で済み、患者への負担が軽減。
  • 継ぎ目のない1ピースインプラントであるため、2ピースインプラントと比較して、強度の面で優位。ネジの緩み等の問題も発生しないため、長期安定性に優位。
1ピースTタイプ
  • 支台部に片側6度のテーパーを付与してあり、通常の1ピースタイプと比較して最大径が約0.4mm太い。上顎洞への迷入の恐れがある症例や、サイナスリフト・ソケットリフト等に最適。
  • ネジの支台部分が移行的に形成されているため、通常の1ピースタイプと比較してコーティング層境界面付近に極端に径が細くなる個所がない。
2ピースタイプ
  • 2ピースインプラントの一般的な六角・八角とは異なり、曲面のみで構成された独特な嵌合形状(SOL形状)を有する。エッジが存在しないため、側面圧に対して広い面で力を受け、効果的に応力を分散させる事が可能。
  • ヒーリングキャップとヒーリングアバットメントの使い分けで1回法と2回法の両術式に対応可能。又、多数歯欠損症例やGBR等にも適応可能。
  • 豊富なアバットメントで、審美的な歯冠形態が再現可能。歯冠傾斜にも十分に適応。
  • オーバーデンチャーアバットメントにより各種根面アタッチメント(磁性・O-ring・バー等)に幅広く対応。

日本の厚生労働省認可の安心・安全なインプラントです。

インプラントの治療法

インプラント治療法は、埋入する骨の状態によって3つに分類されます。

  1. 歯を抜いて数年経過し、歯を抜いた穴に骨再生が認められる場合。
  2. 予後不良な歯があり、歯を抜いた穴に新しい骨(新生骨)が出来るのを3ヶ月前後待つ場合。
  3. 予後不良な歯があり、歯を抜くと同日にインプラント埋入する場合。

一般的に難症例とされる、他院で「骨が少なくてインプラントは不可能」と断られる方は、1の「歯を抜いて数年経過し、歯を抜いた穴に骨再生が認められる場合」が一番多いのです。その医学的根拠としては以下が挙げられます。

  • 歯周病の進行を長期間放置しているため、骨量が大幅に低下。
  • 入れ歯を長期間使用しているため骨が痩せてしまい、骨量が大幅に低下。
  • 歯を抜いて長期間放置しているため骨吸収し、骨量が大幅に低下。

骨量が低下するということは、インプラント治療も困難になり当院でも骨を増やす特殊なインプラント治療が必要となります。


又、3の「予後不良な歯があり、歯を抜くと同日にインプラント埋入する場合」は抜歯即時インプラントと呼ばれ、最も外科的侵襲の少ない治療法です。歯肉の切開がなく、手術回数・治療期間を大幅に軽減出来ますので、歯科恐怖症の患者様にもお薦めです。

ただし、抜歯即時インプラント治療を行うためには以下の条件全てを満たす必要があります。

  • 抜歯の理由が破折・歯周病・軽度~中等度根尖性歯周病炎等であり、抜歯高から過度な排膿が認められないこと。
  • 選択するインプラントメーカーが骨誘導能のあるHA(ハイドロキシアパタイト)インプラントであること。
  • 高い技術を要するインプラントオプション治療のため、通常のインプラント治療よりも治療費が割高であること。

骨を増やすインプラント治療

他院で「骨が少なくてインプラントは不可能」と断られ諦めていませんか?こうぞの歯科医院が高度な技術で対応します、是非御相談下さい。

従来、骨量が少ない症例には骨移植が第一選択でした。しかし、骨を採取する側にも傷を作り痛みと時間を伴いますし、入院し全身麻酔下で行う場合もあります。何よりも大変な思いをし骨移植をしても、時間と共に移植した骨が吸収していくことは珍しくありません。

そこで、当院では骨移植を行わない方法を考案し、上顎前歯にはリッジエクスパンジョン、下顎前歯にはボーンスプレッティング・スプリットクレスト、上顎奥歯にはソケットリフト、下顎奥歯にはショートインプラントで対応しております。

今後、骨量が少ない症例では、HA(ハイドロキシアパタイトコーティング)インプラントを使用した骨移植を伴わない治療法がグローバルスタンダードになっていくと考えています。

1. GBR法(骨再生誘導療法)

バイオメンド

GBR法(骨再生誘導療法)は、骨欠損によりインプラントが完全に骨の中に収まりきらず、インプラントの一部が骨の外側に露出してしまうことが予想される場合に、タイプIコラーゲンメンブレン膜(吸収性のものと非吸収性のものがある)を入れ、歯槽骨を再生させます。

2. ボーングラフト(骨移植)

カルシタイト

ボーングラフト(骨移植)は、骨欠損部に骨ブロック移植を行い、骨補填材には自家骨(細かく砕いた患者様御自身の骨)か人工骨(β-TCPかハイドロキシアパタイト)を使い、歯槽骨を再生させます。過去には、顎の骨以外の骨(腰の骨等)を用いる自家骨移植や、患者様以外の骨を用いる他家骨移植も行っておりましたが、現在当院では自家骨と人工骨(ハイドロキシアパタイト)の混合移植か、人工骨(β-TCPとハイドロキシアパタイト)の混合移植を第一選択と考えております。

患者様の状態により個人差はありますが、概ね4~6ヶ月で歯槽骨が再生します。

3. ソケットリフト・サイナスリフト(上顎洞底挙上術)

手順1手順2手順3手順4手順5手順6手順7

上顎洞底挙上術とは、上顎の骨再生手術の1つで、垂直的な骨量が5mm以上ある場合には口腔内から上顎洞底部を持ち上げて隙間を作り(ソケットリフト)、垂直的な骨量が5mm以下の場合には頬側の歯肉を剥離して骨を取り除いて上顎洞底部を持ち上げて隙間を作り(サイナスリフト)GBR法やボーングラフトなどを併用し骨造成を行います。

ソケットリフトはインプラント床(インプラントを注入する穴)か上顎洞底を押し上げるため傷口が小さく、サイナスリフトと比較すると簡便な処置で治療を行えるというメリットがあります。以前は適応出来る症例が限られていましたが、最新の医療技術により垂直的骨量が1mmしかない場合でも適応出来る症例の幅が広がりました。

4. リッジエクスパンジョン・ボーンスプレッティング・スプリットクレスト(歯槽堤分割術)

リッジエクスパンジョン・ボーンスプレッティング・スプリットクレスト(歯槽堤分割術)は骨の高さは充分あるが、骨の幅が4mm以下の場合に行う処置です。極端に薄くなった骨を分割し押し広げ(若木骨折)骨密度を圧縮させながらインプラントが埋入出来る骨幅まで拡大します。主に骨質の柔らかい上顎がリッジエクスパンジョン(上顎骨歯槽堤分割術)の適応症例ですが、下顎も骨質次第ではボーンスプレッティング・スプリットクレスト(下顎骨歯槽堤分割術)が適応可能です。

ただし、下顎は本来骨質が硬く、無理に拡大すると骨折して割れてしまうケースもあるため、術前のCT撮影検査で骨密度を解析する必要があり、高度な知識と確かな技術力が求められます。

インプラントと骨の結合(オッセオインテグレーション)

ペリオテスト 1ペリオテスト 2ペリオテスト 3

当院ではインプラントと骨の結合状態(オッセオインテグレーション)やHA(ハイドロキシアパタイトコーティング)インプラントと骨の結合状態(バイオインテグレーション)をより正確に把握するため、九州全域でも数件しか導入していないペリオテストを使用しております。

骨に埋まったインプラントの結合状態をレントゲン写真やCT撮影検査だけで判断するのは実は不可能なのです。

ペリオテストを導入していない歯科医院では、結合に要する平均的な期間だけを目安にした感覚的な判断、いわゆるアナログ的で曖昧な判断基準を元に、インプラントと骨の結合状態や上部構造(人工の歯)の装着時期を決定しています。

しかし、これは非常に危険な医療行為で、結合していると思い込んでいるだけで、実際はまだ結合不十分だったために、かえってインプラントと骨の結合を破壊してしまうような医療事故が起こり得ます。実際、インプラント治療が予想外に長引いてしまったという患者様の多くは、これに該当するようです。

当院ではペリオテストを導入することで、デジタル的な判断、つまりインプラントと骨の結合状態を数値化することが可能となり、従来のアナログ的な手法とは違い、より客観的に精度の高い治療が可能になりました

こうぞの歯科医院 安心の保証制度

万が一、インプラント治療終了から2年以内にフィクスチャー(インプラント体)・アバットメント(連結部)・上部構造(人工の歯)の再治療が必要な場合は、こうぞの歯科医院が100%負担致します。

ただし保証を受けるためには、以下の条件全てを満たす必要があります。

  1. こうぞの歯科医院において手術・治療したインプラントに限ります。
  2. 4ヶ月に1回は定期検診メンテナンスを受診して下さい。メンテナンスに来て頂けなかった期間がありますと、保証対象外となりますので、御注意下さい。お仕事・御病気(入院)・学業(留学)等の特別な事情でメンテナンスにお越しになれない場合は、事前に御相談下さい。
  3. 現在、健康な歯を、将来虫歯や歯周病で失った場合、今回手術したインプラントを利用して、新たに治療計画を立案することも可能です。その際、今回制作した上部構造(人工の歯)を一度外して再製作を行う場合、保証対象外とさせて頂きます。
  4. 虫歯・歯周病・外傷による破折等は保証対象外とさせて頂きます。

インプラント定期検診
メンテナンス

  1. レントゲン検査(虫歯・歯周病の状態把握)
  2. 歯石除去(歯の健康維持)
    4ヶ月に1回保険治療で行います(3割負担で約3000円)。
  3. インプラント専用メンテナンス(インプラント周囲の健康維持、インプラントのネジ(スクリュー)の緩みの確認)
    4ヶ月に1回保険外治療で行います。インプラント本数によって治療費が異なります。